NS441Dのレベル定義

PCオーディオやHDDプレーヤー、iPodのデジタル出力などにより、CD盤をそのまま再生した音への違和感に気付き始める方が増えているようです。CDプレーヤーの、温度感が低く平坦な音楽。それこそが、“CDの壁”と例えていたものです。

この“CDの壁”を突破するには、デジタルデータを他のメディアへコピーするのはひとつの方法です。しかし、今度は“デジタルの世代落ち”という問題がでてきます。デジタルとはいえ、コピーにより音楽が変質してしまうのは、音楽制作現場では周知の事実なのです。

私達が一般に手に入れることのできる最も鮮度の高いデジタル音源は、CDソフトです。レクストでは、CDソフトそのままを再生し、“CDの壁”を超える技術を2年半前の段階で成功しています。その技術を、Next Stage 44.1kHz/16bit Digitalからの造語で、『NS441D』と名付けました。

NS441D技術は、レクスト製D/Aコンバーターの開発とともに、更なる進化を遂げています。同じNS441D技術といっても、その発展の過程でレベルの違いがでてきました。それを分かりやすくするため、レベルの定義を行いたいと考えました。


■ レベル1 ■
CDソフト再生における、最も大きな違和感は“前後の壁”の存在です。音楽制作段階では立体的だった音像が、CDソフト再生となるとテレビ画面の中に入ってしまったように、前後の奥行きが感じにくくなり、平面的となる。CD再生が冷たいと感じる原因のひとつでもあります。これを改善したのが、『レベル1』です。6万円のNS441D施工サービスやNS441D施工プレーヤーは、このレベル1のチューンアップが施されています。

■ レベル2 ■
DAC-NS1Sの開発に伴い生まれたのが、レベル2。“Ver.ON(オーエヌ)”と呼んでいます。より立体的に、そして心を掴む感動的な音楽再現が可能となりました。初代DAC-NS1Mの第1回有償バージョンアップや、発売当初のDAC-NS1Sに施工されていたのが、この『レベル2』です。

■ レベル3 ■
“CDの壁”には、前後だけでなく“上下の壁”も存在することの発見から、大きなグレードアップを達成しました。CD規格が20kHzまでの違和感を取り除き、自然な高域の再現に成功。また低音に関しても、伸びのある重低音が小型スピーカーで感じられるほどになりました。CD再生で、スーパーツイーターやサブウーファーが欲しくなるのは、この“上下の壁”が原因のひとつであると、解決した今では感じています。初代DAC-NS1Mの第2回有償バージョンアップと、現在のDAC-NS1Sで実現しました。

■ レベル4 ■
“グルーヴ再現機能”と呼んでいるのが、レベル4。単調なリズムになりがちな、CDソフトの音楽。クロックを高精度にしていくと、このリズムに変化が出ることに着目。レクストDACに搭載しているセカンドPLLへの独自チューニングにより、クロックを元のグルーヴに戻るよう調整するという手法を確立しました。このレベル4のグルーヴを体験してしまうと、もう単調な普通のCD再生には戻れません。レベル3と同時に、初代DAC-NS1Mの第2回有償バージョンアップと、現在のDAC-NS1Sに搭載しました。

■ その先への展望 ■
レベル4を超えるためには、CDトランスポート側へNS441D技術を導入することが必要です。トランスポートにNS441Dレベル1を施工し、レクストDACとの相乗効果を生み出すのが“TWIN NS”。そして、トランスポート側の更なるグレードアップの研究も進んでいます。レクスト製CDトランスポートの登場が待たれますが、まだメカドライブすら決まっていない状況です。完成の暁には、レベル5やレベル6と、NS441D技術を発展させることが可能でしょう。

ns441dup.jpg

ひとつのレベル表記に対し、100点満点で例えると20ポイントほどグレードアップするとお考えください。現在NS441D施工プレーヤーをお持ちならば、DAC-NS1S導入で60ポイント以上の音質向上が可能というわけです。

レクスト試聴ルームで実際に音楽を聴いていただければ、簡単にご理解いただけると思います。遠方のお客様に、少しでもNS441D技術の発展を伝えることができればと、このようなレベル定義を考えてみました。わかりにくい概念があれば、お気軽にお問合せください。
2008/12/09(Tue) 12:00:43 | NS441D技術

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