DS-DAC-10の音質向上チューニング その2
KORGさんのDAコンバーターDS-DAC-10は、なかなかの高音質です。ですが、“価格の割には”というワードが追加されます。これでは基準があやふやですので、今回は明確なラインを引きたいと思います。こういう基準はいかがでしょう?
「私がプロデューサーとして音楽制作に携わる場合、マスタリングのリファレンス機として採用できるかどうか。」
レクストのDAコンバーターは、十分に上記基準を上回ります。実際、DAC-NS1Sは毎日のようにマスタリング・スタジオのマスター音源送り出し機として活躍しており、ヒット・アルバムに多数関わっています。
それではDS-DAC-10ノーマル機はどうかというと、私の現場という条件では残念ながら落選です。音楽の表現力不足と、楽器の音が薄く感じられるのが理由です。レースに例えるなら、時速200kmの競争に最高速度100kmでは太刀打ちできないという感じでしょうか。価格の割りには高音質でも、音楽作品を創造するにあたっては、数ランク上の機器を使いたくなるのは人情です。
では、DS-DAC-10の使いこなしで、更なる高音質化を考えてみましょう。当初は、DS-DAC-10の外部からレゾナンス・チップ・ワールドを貼ってみたり、内部チューニングでNS441D技術を投入してみたりという案を検討しました。しかし、残念ながらそれに応えるだけの潜在能力が、機器そのものにありません。最高速度100kmのマシンを、チューニングで120km出るようにしたところで、200kmクラスのレースには出れないのです。もちろんレゾナンス・チップを貼れば音は変わります。ですが、私の求めている基準は、あくまで“マスタリングのリファレンス機として採用できるかどうか”です。
DS-DAC-10の購入価格を考えると、それも仕方のないところ。DAC-NS1Sの1/10の価格帯なのですから、同じレースに出られるわけはありません。
半ば諦めかけていたのですが、試しに新製品の制振ノブ“R-VM33”をDS-DAC-10に装着してみました。「ヘッドホン出力の音が良くなるのでは?」と期待しての作業です。
これが大当たり。ボリューム回路が直結していないはずのRCA出力とデジタル出力の音質までもが大幅向上するではありませんか。ヘッドホン用のボリューム回路のツマミを変更しただけなのに何故?
回路図を見ていないので想像ですが、ボリューム回路はRCA出力とデジタル出力とは関係なく、直列ではないと思います。考察するに、それでもボリュームのアースは回路全体と繋がっているのですから、絞りきったボリューム部品ですら何らかの音質劣化の原因となっていたのではないでしょうか。その音質の違いは非常に微妙なところなので、回路設計段階では問題にならない部分です。
制振ノブの影響でボリューム部の音質劣化が軽減され、DS-DAC-10本来の音質が引き出された感じです。単なる重量増加だけでは決してないグレードアップ度合いを感じます。

R-VM33を装着したDS-DAC-10に、更にサイドインシュレーター“レゾナンス・ピット”を追加しました。下に敷く一般的なインシュレーターと違い、横から機器を挟み込むように使用するのがサイドインシュレーター。機器の重さに影響されず、不要振動を横から逃がすという発想です。このレゾナンス・ピットの使用により、理想的な機器設置環境がシミュレートできました。

R-VM33とレゾナンス・ピットで、DS-DAC-10のサウンドはどうなったか?まずデジタル出力は、問題なくマスタリングのリファレンスとして採用できます。特にレクストDAコンバーターのトランスポートとしてのマッチングは素晴らしいです。
DS-DAC-10のRCA出力はというと、こちらもギリギリですがマスタリングのリファレンスとして採用できそうなレベルまで来ました。レクストDAコンバーターとは大きな差があるものの、音楽制作現場のマスターとして活用できなくもないパフォーマンスが可能です。DS-DAC-10の価格を考えると、驚くべき成果ではないでしょうか。
当初はレクストでDS-DAC-10を仕入れることも考えKORGさんにご相談したのですが、市場価格がかなり下がってきていますので、他の販売店で購入していただいたほうが安くなりそうです。Amazonさんではかなりお安い特価販売の時期があったりしますので、ぜひチェックしてみてください。
KORG コルグ 1bit USB DAコンバータ DS-DAC-10
DS-DAC-10のグレードアップ・アクセサリーは下記の2点。これでDS-DAC-10がマスタリングのリファレンス機レベルまで昇格します。ぜひお試しください。
≫制振ノブ R-VM33の販売ページへ
≫サイドインシュレーター レゾナンス・ピットの販売ページへ
「私がプロデューサーとして音楽制作に携わる場合、マスタリングのリファレンス機として採用できるかどうか。」
レクストのDAコンバーターは、十分に上記基準を上回ります。実際、DAC-NS1Sは毎日のようにマスタリング・スタジオのマスター音源送り出し機として活躍しており、ヒット・アルバムに多数関わっています。
それではDS-DAC-10ノーマル機はどうかというと、私の現場という条件では残念ながら落選です。音楽の表現力不足と、楽器の音が薄く感じられるのが理由です。レースに例えるなら、時速200kmの競争に最高速度100kmでは太刀打ちできないという感じでしょうか。価格の割りには高音質でも、音楽作品を創造するにあたっては、数ランク上の機器を使いたくなるのは人情です。
では、DS-DAC-10の使いこなしで、更なる高音質化を考えてみましょう。当初は、DS-DAC-10の外部からレゾナンス・チップ・ワールドを貼ってみたり、内部チューニングでNS441D技術を投入してみたりという案を検討しました。しかし、残念ながらそれに応えるだけの潜在能力が、機器そのものにありません。最高速度100kmのマシンを、チューニングで120km出るようにしたところで、200kmクラスのレースには出れないのです。もちろんレゾナンス・チップを貼れば音は変わります。ですが、私の求めている基準は、あくまで“マスタリングのリファレンス機として採用できるかどうか”です。
DS-DAC-10の購入価格を考えると、それも仕方のないところ。DAC-NS1Sの1/10の価格帯なのですから、同じレースに出られるわけはありません。
半ば諦めかけていたのですが、試しに新製品の制振ノブ“R-VM33”をDS-DAC-10に装着してみました。「ヘッドホン出力の音が良くなるのでは?」と期待しての作業です。
これが大当たり。ボリューム回路が直結していないはずのRCA出力とデジタル出力の音質までもが大幅向上するではありませんか。ヘッドホン用のボリューム回路のツマミを変更しただけなのに何故?
回路図を見ていないので想像ですが、ボリューム回路はRCA出力とデジタル出力とは関係なく、直列ではないと思います。考察するに、それでもボリュームのアースは回路全体と繋がっているのですから、絞りきったボリューム部品ですら何らかの音質劣化の原因となっていたのではないでしょうか。その音質の違いは非常に微妙なところなので、回路設計段階では問題にならない部分です。
制振ノブの影響でボリューム部の音質劣化が軽減され、DS-DAC-10本来の音質が引き出された感じです。単なる重量増加だけでは決してないグレードアップ度合いを感じます。

R-VM33を装着したDS-DAC-10に、更にサイドインシュレーター“レゾナンス・ピット”を追加しました。下に敷く一般的なインシュレーターと違い、横から機器を挟み込むように使用するのがサイドインシュレーター。機器の重さに影響されず、不要振動を横から逃がすという発想です。このレゾナンス・ピットの使用により、理想的な機器設置環境がシミュレートできました。

R-VM33とレゾナンス・ピットで、DS-DAC-10のサウンドはどうなったか?まずデジタル出力は、問題なくマスタリングのリファレンスとして採用できます。特にレクストDAコンバーターのトランスポートとしてのマッチングは素晴らしいです。
DS-DAC-10のRCA出力はというと、こちらもギリギリですがマスタリングのリファレンスとして採用できそうなレベルまで来ました。レクストDAコンバーターとは大きな差があるものの、音楽制作現場のマスターとして活用できなくもないパフォーマンスが可能です。DS-DAC-10の価格を考えると、驚くべき成果ではないでしょうか。
当初はレクストでDS-DAC-10を仕入れることも考えKORGさんにご相談したのですが、市場価格がかなり下がってきていますので、他の販売店で購入していただいたほうが安くなりそうです。Amazonさんではかなりお安い特価販売の時期があったりしますので、ぜひチェックしてみてください。
KORG コルグ 1bit USB DAコンバータ DS-DAC-10
DS-DAC-10のグレードアップ・アクセサリーは下記の2点。これでDS-DAC-10がマスタリングのリファレンス機レベルまで昇格します。ぜひお試しください。
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≫サイドインシュレーター レゾナンス・ピットの販売ページへ
2014/05/14(Wed) 18:12:39 | 制振ノブ
