得意なジャンルだけでなく

DAコンバーターDAC-NS1Mバージョンアップの恩恵として最近実感するのは、不得意なジャンルが全く無くなったことです。これは本当に素晴らしい。

オーディオシステムで得意なのは、ジャズやクラシックです。逆に一番苦手とされるのは、ポップス系。特にEQが強くコンプレッサー多めで、音圧高めに制作されたソフトは、きつめの音で再生されるのがもっぱら。これは、日本で一番売れている、一番聞く人の多い音楽の再生が、オーディオ装置は苦手ということを意味します。

この問題を、「ソフトが悪い」という言葉で片付けてきました。私自身、2年くらい前までは本気でそう考えており、そのような発言をしてきました。今では大いに反省しております。本当に申し訳ありません。

ジャズやクラシック再生を得意とするのは、実は開発段階でそのような音楽が好んで用いられているにすぎません。苦手なCDが出てくると、「これは音の悪いソフトだ」という決まり文句。本当にそうなのでしょうか。

私が好きなアーティストの中には、そういった音圧高めに制作された日本のポップスもあります。今までは、好きな音楽が良い音で楽しめないという、オーディオを趣味とする上でのジレンマが存在しました。クラシックやジャズの“名録音”を聴くだけが、オーディオという趣味なのでしょうか。

DAC-NS1Mは、バージョンアップによってその問題を完全に解決しました。もちろん、録音の良いディスクが存在するのは事実です。エンジニアさんやスタッフの方の努力で、素晴らしいソフトが生まれます。良いソフトは、最高の音楽再現で応えます。そして、今までオーディオが苦手としていたEQ強め・音圧高めに制作されたソフトも、内包された音楽エネルギーがそこにあるならば、それを導き再現するのがDAC-NS1Mバージョンアップ版の成果です。

ジャンル毎の得手不得手が存在するのは、音のフォーカスが合っているかどうかという問題から発生します。それをソフトに責任転嫁してはいけません。機器開発者が好むソフトだけが鳴るのでは、この先オーディオ文化はどうなるのでしょう。一番売れているソフトもご機嫌で鳴らなければ、市場はどんどん小さくなるばかりです。

嬉しいことにDAC-NS1Mの技術は、そろそろ産声を上げる新型DAコンバーターにも引き継がれ搭載することが可能です。DAC-NS1M限定40名様だけではなく、これから広くこの音楽再現をご提案していけるのは、なんとも心強いことです。

ジャンルの得意不得意は、もはや過去の話。クラシックとジャズは、分け隔てなく両方ご機嫌で鳴ります。そしてポップスもガツンと鳴ります。少し前までは、夢のような話が、レクスト試聴ルームでは現実化しており、このところその音楽再現に満たされながら驚きと快感の日々をすごしております。

2007/07/03(Tue) 15:24:50 | DAコンバーター

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