スペシャルチェックCD『Flow』

出版記念イベントが2月6日(土)と近づいてきました、初の著書『リスニングオーディオ攻略本』。今日は、最大の目玉でもある添付CD『Flow』のレコーディングレポートをお届けします。

この本のために、バイオリニスト金子飛鳥さんが新曲を書き下ろしてくださることになりました。プロデューサーとして私がお願いしたのは、“ダイナミクスある演奏”です。最近の音楽は、あえて抑揚を無くす方向で制作されたものが多く、これではオーディオ再生の快感であるダイナミクスが得られません。強いコンプレッサーによる音圧、コンピューターによる音程やタイミングの補正。こういったものとは無縁の、ダイナミクス満点の超一流ミュージシャンによる熱演が欲しかったのです。それこそ、“心をゆさぶる波”につながるのではないかと考えました。

次の要望は、“2分から3分くらいで起承転結する音楽”です。これは、オーディオ試聴における集中力を考慮した時間設定ということを考えました。曲の途中でストップするよりは、3分くらいの時間を聴き込んだほうが、音質チェックには向いているのではないかというアイデアです。あとは、オーディオイベントでの試聴にも使いやすいようにということもありました。

演奏については、とにかく“音楽エネルギーを大盛りで”ということをお願いしました。キーワードとして、“ガツンとくる”、“松脂が飛び散るような”といったオーディオ的発想をお伝えし、構想を練っていただいたのです。そして完成したのが『Flow』というこの本のテーマ曲です。

レコーディングは、井上鑑さんのプライベートスタジオ“pabloworkshop”。このスペースにミュージシャン全員が入り、かなり近い距離での一発録音を行いました。
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ピアノのマイクセッティングの様子。
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マイクプリや各レコーディング機材は、全てサイドインシュレーター“レゾナンス・ピット”で、理想的な設置状況を再現。
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ピアノは井上鑑さんが参加。飛鳥さんとのデュオは圧巻でした。エンジニアは赤川新一さん。
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モニタースピーカーは、定番NS-10Mの出番はなく、全てSH-SP7だけを使用しました。「生演奏よりも良い音では(笑)」と、驚きのプレイバックに、自然とレコーディング現場の士気が高まります。
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メインテーマは、バイオリン、ピアノ、チェロのトリオ演奏です。
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最高のミュージシャンよる音楽CDソフトが、オーディオチェック用に添付された『リスニングオーディオ攻略本』。しかも、初版のみブルースペックCD仕様です。

本の付録CDなのに、予算度外視で制作しまています。予算オーバーといった意味では、私はプロデューサー失格です(笑)。今後、CDソフト付のオーディオ本がいろいろと出てくるかもしれませんが、こんな豪華なものは二度と出来ないのではないかと思います。それは、『Flow』が、ミュージシャンやエンジニアさんが、普通では考えられないギャラで快諾してくださったからこそ実現できたソフトなのですから。

このスペシャルチェックCDは、ミュージシャンやエンジニアさんから、オーディオ愛好家の皆様への素敵なプレゼントです。『Flow』を大いに活用して、オーディオを楽しみましょう。

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2010/02/04(Thu) 16:50:25 | オーディオ攻略本

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